CyberDiary

November 28, 1998 [晴れ]

 最近、ICQをやっているが、これが大変だ。
 同時に2人以上とメールをやりとりしているともう手が付けられない。ブラウズしている暇もない。チャットもしているとパニックだ。
 今日は4人と同時にだったから、順に上から処理して、また上からと果てしなく繰り返す。
 困るのは誰とどんな話をしているか分からなくなることだな。ログがない(マック版)から話を読み返すことができない。また、送信時間が記録されないから前の日のメッセージが残っていたりする。
 それにしても、登録されている人がアクセスしていると直ぐに話ができるから便利だね。
 後は、チャットのように3者以上で同時にやりとりできれば楽なんだけどな。
 AOLにミラビリスが買収されたから日本語対応など色々期待はしてるんだが。ネットスケープも買収されちったしなぁ。

November 26, 1998 [晴れ]

 今日というのか昨日の続きで、2時頃に彦根へ行くことになった。まあ、2時半には戻ってこれたのだが、朝寝坊をしてしまった。
 今日は熱があるようで、頭が痛い。

November 25, 1998 [晴れ]

 聖ちゃん、ALFさんと「ピッコロ・ボスコ」の守山店へ行った。
 パスタの量は2人前とは知っていたが、思っていたよりも多く、淡泊な感じだったが味も良かった。
 前菜には生ハムとメロン(\980)とクロスティーニ(\450)。クロスティーニって何かと聞いてみたら具のないブルスケッタで、ガーリックトーストにトマトソースを付けたものだった。生ハムとメロンは一緒に食べるのがベストだね。ハムは癖が少なくて良いのだが、メロンが小さくて堅かった。
 ワインはなんとかクラシコ(\1680)のハーフボトル。白ワインだった。辛さもかなり弱く、非常に軽いワインだった。
 パスタはペスカトーレとボスコオイルを頼んだ。細いパスタだった。まあ、具も多めとは言わないが十分に入っていた。ペスカトーレはトマトソースが全体にしっかりとなじんでいた。ボスコオイルはキノコとオリーブオイルのパスタでシンプルな味も良いものだ。
 最後は、カプチーノ(\500)とリンゴのムース(\450)を取った。他のデザートもそうだったのだが、飴を蜘蛛の糸のようにデザートの上にかけて、立体的にデザートを包んでいた。これだけでもリッチな雰囲気だ。

November 23, 1998 [曇り]

 最近、奇妙なニュースを聞く。
 消費税を福祉財源にするという話だ。
 消費税は、元来、福祉財源を目的として福祉税から名前を変えたものである。その目的を強要して成立したのではなかったか。それを今更、消費税を引き下げない見返りに福祉財源にあてるというのは、今まで何をしていたのかということだ。

 神戸市民が有権者の1/50で必要なところを1/4という数の30万人の署名を集めた神戸空港の住民投票請求を、口を濁しながら最後は強行採決で拒絶された。
 これは日本の民主主義に市民は必要ないというに等しい言動と行動にあふれている。
 一時的な感情で反対をされては堪らないと、反対は議員は言っている。7・8年も前に決めたから、国が補助金を出すからやめられないというつまらない理由が見えている。
 その恩恵がどういう経路か彼らに届くからやりたいのである。しかし、神戸市民には借金だけが残る。
 だがその時に政治家は言うだろう。空港を与えてやったじゃないか。その恩恵はあったはずだ。使うのは君たちだろう、と。望んでいないものを人の借金で買って、自分の名前を刻んでおいて、彼らは平気で言うだろう。
 将来を予測することは現実じゃないと彼らは言うだろう。だが、5年や10年の先を見通すことが政治である。
 それができないから、今の日本がこうなったのだ。虚言が続く限り、自分の足下だけを心配する限り、日本の足下はぬかるみから脱却できない。

November 21, 1998 [曇り]

 久々にポポラーレへ行った。ボロネーズ(\800)とサーモンのカルパッチョ風(\750)を食べた。
 まあまあの客入りのようだが、週末は総じて暇らしい。どうも先月オープンしたピッコロ・ボスコにやられているらしい。あっこは一人で行けないからなぁ。

November 19, 1998 [晴れ]

 今日は草津でコンピュータをいじる。
 しかし、ここでトラブル発生。Windowsが妙なメッセージを出して、動きが変だということで上書きを試みた。
 NECのノートだったのだが、これがくせ者であることをうっかり失念していた。再セットアップ用のフロッピーを入れて立ち上げると、推奨セットアップとカスタムセットアップという項目が出た。ここで、推奨セットアップを押したら、何の説明もないまま初期化を始めたのである。
 内蔵のハードディスクはAとBに分割されていたので、事前にBにバックアップを取っていた。しかし、どうにも不安である。マニュアルを見ると購入前の状態に戻すと書いてあったが、作業が終わってみるとAドライブだけでなくBも綺麗に初期化されていた。極悪なマシンである。
 おかげで作成したデータをすべて消失させてしまった。今日は自己嫌悪に陥る。

 さて、夕方には守山で新しい店に行った。前に道に迷って見つけた店だった。
 成人病センターの南側にある住宅地の中にあり、車の往来する通りからは全く見えない。
 そこは「アンジェロ」という店である。外観からは大きく見えたが、中にはいるとテーブルは5つ(4人掛け)だけで、カウンターにも7人ほどが座れるだけだ。喫茶店風ではあるが、椅子や机は少々値の張るものではないだろうか。
 壁には店の名前である小さな天使の像がラッパを持って飛んでいた。しかし、客はいない。
 ボロニェーズ(\890)を注文したが、メニューは実に細かい値段の付け方だった。イカ墨は780円くらいだった。端数が10円とか30円というメニューも珍しくはない。
 さて、ボロネーゼはミートソースである。オリーブオイルがあまりしみ出ておらず、ほんとうのミートソースと言えるくらい挽肉がパスタに絡まっている。
 パスタを巻き取って食べやすかったので、おやっと思ったが、フォークがよそと違うようだ。串の部分が長くて、歯と歯の隙間が大きいのである。もちろん歯の数は4本だ。
 出がけに若い女性の3人組が入ってきたが、やはり場所が寂しいだけに人の出入りは少ない。オープンから1年というがこのままでは続かないだろう。なんせ、近くに主婦でいっぱいのオリーブキッチンがあるものな。

 その帰り、ゲームボーイ・カラーを買った。ポケモンのカセットも買ってしまった。

November 15, 1998 [曇り]

 現在の冒険はハイテク頼みだ。
 途中で 救援要請して、飛行機で食料を送ってもらったり。これって、ただの道楽じゃないか。
 命を懸けていることに違いはないけど、記録のためにやるならカメラとか飛行機は反則だ。
 北極圏の単独横断といいながら、途中でFAXによる激励文が届いたり食料が届いたりするんだから。単独横断が過酷なのは、一度の失敗で終わりだということと誰もいないことに耐えることなんだ。それがないんだから、昔の人と同じ条件とはとても言えない優雅な冒険だ。
 こういうのって、作られた感動のようで、好きになれない。
 最近の映画は「感動」という文字が宣伝で躍ればヒットするらしい。それだけ感動を求めている人がいる。テレビもそういうたぐいのお涙ちょうだいが多いが、嫌いだ。
 だんだんと作為的になってくるから嫌いなんだ。感動というのは自然の中にあるモノであって、偶然から生まれるのである。目や耳で感じるものでもないのだから。

November 12, 1998 [曇り]

 今日は、一太郎9のインストラクター・スキルアップセミナーを受講した。
 昼には久々に栗東のピノーリへ行った。前菜に生ハム(\1000)とイカ墨のパスタ(\1800)を食べた。
 生はハムは薄く大きく4枚が皿を占める。脂が多くまったりこってりした味である。また、チップの香りだろうか、木の香りのようなものがあった。脂っこさは食べているうちになれていき、木の香りも徐々に強く広がる。繊細な食感と重量感ある味わいだ。
 イカ墨は大きく短冊に切られたイカの身と細かく刻んだパセリが載っている。
 このイカが柔らかく口の中でゆっくりと裂くように崩れていくのだが、しっかりと絡まっていて弾力ある糸の束のようだ。ソースはしっかりとパスタに絡んでいて、濃い味わいだった。
 やや高いのだが、余所にはない味がここにはある。

 午後から一太郎9の講習の続きを受け、テストも受けた。あまり、ややこしい変更点はなかったが、細やかなストレス解消が図られている。それにしても、あちこちに粗のあるソフトであることは間違いない。
 講習が終わって、前の彼女に出会った。昨年会ったときは口を利いてもらえなかったが、今日は向こうからにこやかに挨拶をしてきた。何だかホッとした。
 まあ、嬉しいのと悲しいのとが入り交じっている。

November 11, 1998 [晴れ]

 久々の日記となった。
 ノートンユーティリティを使ってドライブを破壊して以来と言うことだ。

 さて、世の中は商品券やら5%還元セールで沸いている。これが、ただスーパーの宣伝文句だけの問題ではないことが、今の日本の問題点である。
 65才以上の年寄りと15才以下の子供らに一律3万円の商品券を配ったところで、その財源が税金である限り、本当の問題解決にはほど遠い。政治家は未だに税金をどう使うか、いや、どうばらまくかを考えているに過ぎない。非常に次元が低いのだ。
 彼らは経済のマネーゲームのようなつもりで、税金の行方を政治ゲームに使っているだけである。
 スーパーの消費税還元セールを冷ややかに語る政治家は己の無策を恥じることも知らない。
 消費税を5日だけ下げるなんてことはできないと言い訳していたが、実際にアメリカでは行われている。
 アメリカは州によって消費税率が異なる。そのため、ニューヨーク市民が税率の引くい隣の州へと買い物に行くため、週末はその往来で道路が大渋滞となるそうだ。
 その解決策と商店の救済のため、年に1回1週間だったと思うが、消費税をなくす日があるのだ。そうして今回のスーパーと同じく買い物客を取り戻しているのである。
 結局、無策のまま年末を迎えようとしている。出ている答えを先延ばしにする体質があるかぎり、何も良くなりはしない。時限爆弾のタイマーは動き続けているというのに・・・

November 5, 1998 [-]

 最近の汚職関連のニュースには証拠隠滅の姑息なものが多く、まるで分からなければ良いんだと言わんばかりにしらを切ったりする姿も当たり前のようになってきた。「公明」というには遙かに及ばないことばかりだ。
 そういう姿を子どもたちが見ていることを十分に認識して欲しい。
 どの家庭の親にも言えるが、子どもにはやってはいけないと言いながら、自分は子どもの前でも堂々とやってみせる。駐車違反や割り込みなど日常茶飯事ではないだろうか。
  結局、言っていることとやっていることの差が大きすぎて、しかもそこに必然性のない歪みを生んでいる。 子どもたちはそれを当たり前のように受け継いでいるのではないかと感じる。
そういう意味では、根本的な人間育成段階で子どもたちを傷つけているのだと思う。
 そういう子どもたちが犯罪を増加させている責任は、犯罪を当たり前のように堂々とやってしまう大人たちや、それを無関係を装って目を伏せる大人たちにもありはしないかと思わずにはいられない。
 学校教育がとやかく言われることもあるけれど、もっと基本的な社会教育というのか、大人の社会が手本を見せないことには何の説得力もないのではないだろうか。

(BBSより転載)