北へ向かう道を見つけて進むと、足下に巨大な亀裂が待ち受けていた。 もし、深い霧によって視界が閉ざされていたら奈落の底にたたきつけられていただろう。 のぞき込んで見ると、川が流れているのが見える。なんとか降りてゆけそうだ。
東には小さな川があり、激しい水音とともに谷底へと水を注いでいる。明るく視界も開けていた。
西には薄暗い森が待ち構え、草木がより一層茂っている。しかし、鳥たちの明るい鳴き声が誘っているようだ。
どちらを向いて進もうか?