Magic の基本セット第4版。改訂を重ねてルールと共にカードの種類が整備された。第1版から Limited、Unlimited、Revised と続いてきた。
[Standerd Expansion / Expansion]
1997年発売予定の第5版。4th、Ice Age、Fallen Empire、Homelandsが含まれる。
能力。カードテキストに書かれたそのカード独自の能力のこと。
特に Creature には常にその性質を決定する special ability が存在する。
above ~: ~の真上に、~を超越して。the above: 上、天、前述
活性化コスト。permanent の持つ special ability を使用するために必要な条件。主に mana を消費するが、tap や sacrifice など特別な条件を備える場合もある。
tap を必要としない activation cost は2倍、3倍と使用することでその効果を追加することができる。すなわち tap されない以上、何度でも使用できるのである。
player A が special ability を起動し、player B がそれを prevent する場合のパターンを下表にまとめる。
Card Text | player A dealt damage | player B prevent damage | |
---|---|---|---|
1 | : deal 1 damage | を1つ払う毎に 1 damage | 1 damage を1つづつ prevent |
2 | : deal 1 damage | を1回支払う毎に 1 damage | 1 damage を1つづつ prevent |
3 | ,: deal 1 damage | tap し、を1つ支払うことで 1 damage | 1個の 1 damage を prevent |
(1)の場合、player A が 4 mana を使用して 4 damage を与えると、player B は 4回の prevent を行わなければならない。4 damage を1回ではなく、1 damage を4回として処理することに注意。(2)の場合も同様である。
(3)の場合、player A は tap をしなければならないので、1回の起動しか行えない。
[casting cost / cost / continuous]
see activation cost
add ~: ~を加える。ex) add to your mana pool: あなたの mana pool に を加える。
アライアンス(同盟)。Ice Age 用の Expansion として1996年6月1日に発売された。カードの種類は199種、シンボルには三角旗が用いられている。
アンティ。Duel の始めに library の上からカードを1枚引き、それを賭けてゲームを行うこと。また、そのカードを指すこともある。ante カードはその Duel に使用することはできないので、表を見せて別にして置く。
また、実際に賭の対象としない場合でも ante を取り出すこともある。この場合のカードをフェイク(偽物)と呼ぶ。
ante(フェイク)は library の下にイラスト側を上にして置くと、remove カードと紛れない。
[cut]
アーティファクト。魔法アイテム。spell が成功すると battlefield に留まる。Creature の属性を合わせ持つ Artifact Creature は attack・block を行うことができる。
アーティファクト・クリーチャー。Artifact の属性と Creature の属性を合わせ持つ permanent。
[spell]
~と同様に、~として、~しながら。
攻撃。 Combat phase において、Creature を使って攻撃を行うこと。
attack に指定された Creature に対して、敵player は block を行うことができる。
[combat damage / Combat phase]
オーラ。Enchant Aura のこと。Enchantment のサブタイプの1つ。
一隊化。この能力を持った Creature は power と toughness を合計して、それが一体の Creature であるかのように戦闘に参加することができる。
attack を行う場合、banding 能力を持たない Creature を一体だけ含むことができる。block を行う場合、banding 能力は一体の Creature が持っていれば良い。
通常、複数の Creature で block を行うと damage の配分は attack player が行う。しかし、block Creature が banding を持っている場合、block player が自ら damage 配分を行うことができるようになる。
attack Creature が banding を持っている場合も同様に、受けた damage を attack player が行う。
banding した場合のメリットは、一隊化することで攻撃力・防御力を高めることと、一隊の受ける damage を controller が配分できることである。
banding をした場合、special ability は共有できないが、個々の能力はなくならない。また、trample を含む場合、 先に trample 以外の攻撃を計算した後、trample の解決を行う。
以下に、attack player と block player がそれぞれで、banding を行った場合の注意点をまとめる。
banding Creature の owner | attack player | block player |
---|---|---|
組合せの制限 | banding を持たない Creature を一体だけ含むことが可能 | banding を持つ Creatureを一体以上含む必要がある |
special ability の共有 | 共有はしないが、個々の能力は消えない | |
damage 配分 | damage 解決時 | |
damage の配分権 | 受けた damage を配分する | |
trample damage の処理 | (なし) | trample を持つ Creature の damage は最後に配分する |
Land の中でも最も基本となる5種類の土地。Mountain、Island、Forest、Plains、Swamp がある。また、Ice Age よりそれぞれの雪バージョン Snow-Covered Land ができた。
[Non-basic Land]
戦場。permanent カードを置く場所。battlefield のこと。
beyond ~:~を越えて
防御。attack を受けた player は自己の battlefield にある Creature を使って防戦することができる。敵の Creature 1体(一隊)に対して各々1体以上の Creature を配分することができる。
敵Creature に対し、複数の Creature で block を行った場合(banding ではない)、そのグループに対する damage は attack した player が配分を決める。
block Creature がいない場合、その Creature の発生する damage は player に与えられる。
[combat damage / Combat phase]
1 Deck を構築するときのカードの単位。4枚で 1 pocket、5 pocket で 1 block、3 block で 1 Deck を構成する。1 Deck はカード 60枚ということになる。3種の block は大まかに Land、summon spell、その他の spell をそろえるのが基本。
ボーダー(枠)。カードには、そのカードの spell の属性を表すための border と、外枠のゲームとは無関係な border とがある。
カードの属性、すなわち color を表す border には color mana の5タイプ(赤、青、緑、白、黒)に加え、Artifact を示す茶色、multi color(多色)であることを示す金色などがある。
カードの外枠はそのカードが初版のものかどうかを判別するために色が決められている。初版限定のカードが黒枠、それ以降のカードは白枠になる。これらはトレーディングをする者にとって非常に重要である。
参照:Trading for Beginners
埋葬。bury されたカードは regenerate できない。
[sacrifice]
バイバック/買い戻し。Tempest より追加されたルール。
Socery または Instant のカードを使用する際、余分に cost を支払うことでカードを hand に戻すことのできる 能力。
もし、buyback のための cost を支払い、これを counter されたとしても、カードは戻ってこない。また、別の理由で buyback カードの標的となったカードが buyback カードの効果が成功するまでに消失(destroy、phase out 等)した場合も buyback できない。spell が成功した場合だけ、buyback が可能となる。
~を詠唱する。魔法を唱えること。
詠唱者。魔法を唱えた player すなわち controller である。
spell を唱えるために必要な条件。主に mana を使用するため、カードの右上に mana symbol が必要な数だけ表記されている。
color mana と colorless mana の6種類の mana を区別して使用する必要がある。ただし、数字または で要求される場合、color mana と colorless mana を混同して使用できる。
また、特別なカードにはこの casting cost に代わって別の条件を満たせば良いものもある。
[activation cost / cost / multi color]
~を引き起こす。
Arabian Nights、Antiquities、Legends、The Dark の過去4種の Expansion から選りすぐったカードをパッケージした追加カード。
クリーンナップ・フェイズ。turn の終了を宣言し、turn 中に受けた Creature への damage が全て回復する。Mirage 以前は End phase と Heal Creature phase に分かれていた。
基本的に各カードは5色(Red、Blue、Green、White、Black)のどれかの属性を持っている。
5色の内、2種類以上の色が混在するカードは金色で表示され、multi color と呼ばれる。
これらの色属性はカードの右上にある casting cost により決定され、カード枠の border color として分かりやすく表現されている。
Red mana | |
Red card | casting cost に が含まれるカード |
Red permanent | Red card の内、battlefield に継続して置かれるカード |
Red creature | Casting cost に が含まれる Creature |
Red spell | Casting cost に が含まれる spell Land 以外のカードが使用される瞬間が spell である |
コスト。spell もしくは effect を使用するために必要とする条件で、主に mana を消費する。
spell を使用するときに必要なものを casting cost。effect (special ability) を使用するために必要なものを activation cost と呼ぶ。
5色のマナ。(red [R])、(blue [U])、(green [G])、(white [W])、(black [B]) の5色がある。
そして、これらに属さない無色の mana は colorless mana と呼ぶ。
[multi color / generic mana]
無色のマナ。color manaに属さない mana。generic mana の支払いにのみ使用できる。
[multi color]
戦闘。Combat phase に Creature を使って1度だけ行われる。その turn player が攻撃側、敵player が防御側となる。
次の手順で実行される。
(1)攻撃側:attack する Creature を順番に tap する。
(2)防御側:block する Creature を attack Creature のそれぞれに指定することができる。
(3)ダメージ解決(combat damage)を行う。
(3)が始まるまでは fast effect を使用することが可能で、combat とは別にスタック処理を行う。
[banding / combat damage / token /
vigilance]
戦闘(combat)によって与えられた damage のことで、手順に従ってダメージ解決をする必要がある。ダメージ解決が始まると fast effect は使えない。
attack Creature の指定順に、各Creature 毎に次の手順を繰り返して damage の受け渡しを行う。
block Creature がいない場合、 damage は player に与えられる。
(1)first strike や double strike を持つ Creature が与える damage を決定する。
(2)attack Creature と block Creature の damage を同時に決定する。
(3)deathtouch や lifelink など damage の受け渡しで起動する能力や effect を実行。regenerate が有効なら実行。
複数の Creature で block している場合、attack player が block Creature の受ける damage を配分する。banding している場合、banding している Creature の controller が受けた damage の配分を行う。
attack | block | damage を受ける側 | |
---|---|---|---|
attack Creature | block Creature | ||
1 Creature | 1 Creature | なし | |
1 Creature | 2 Creature | なし | attack player |
1 Creature | 2 Creature (banding) |
なし | block player |
2 Creature (banding) |
2 Creature | attack player | attack player |
2 Creature (banding) |
2 Creature (banding) |
attack player | block player |
[attack / block / rampage / trample]
1回目の Main phase の後、Creature を使って combat を行うことができる。その後は、2度目の Main pahse に移行する。
permanent なカードの内、special ability を発揮するために casting cost を必要としないカードで、常時または適時その能力が発揮される。ただし、continuous な Artifact および Enchantment は tap されると untap されるまでその能力を失う。
支配すること。カードを control できるのは、その Card の controller である。カードを control するというのは、その card の activation cost を使用してその special ability を使用することである。activation cost のいらないカードの場合、controller に関係なくその special ability を発揮するからである。
Creature等の control を奪った場合、それに付属する Enchant もそのままの状態で battlefield を移動する。しかし、その付属のカードの controller は変化しないことに注意しなければならない。
[summon sickness]
支配する者。creature's controller とあれば、その Creature を支配する者ということである。spell により owner から支配権が移ることがあるため、 controller は you の場合もあれば opponent の場合もある。
enchant のかけられた 敵Creature を control した場合でも、その enchant まで支配することはできない。
owner | そのカードを Deck に入れた人。本来の持ち主 |
controller | その時点(Duel 中)でカードを支配(所有)している人 |
you | そのカードの controller になっている人 |
opponent | そのカードの controller から見て敵となる人 |
Circle of Protection の略。Enchantment のカードの一種。
[protection]
妨害。唱えられた spell を無効にしてしまうこと。counter されたカードは hand から battlefield に出る前に立ち消えとなり、graveyard へ捨てられる。そのため、destroy(battlefield から graveyard へ捨てられる)とは異なり、対応するすべはない。
ただし、相手の counter(Interrupt)に対して、counter(Interrupt)をすることは可能である。また、阻止するための条件付きの counter の場合、その条件を実行できれば counter を無効にすることができる。
counter の spell は、特に blue のInterrupt に多く、Counterspell、Force Spike、Hydroblast、Power Sink などのカードがある。
glass counter や dice 等、life や 特別な能力値・token 等の数値を表す道具。
具体例
クリーチャー。召喚魔法(summon spell)によって現れる様々な能力を持ったモンスターたちのこと。攻撃・防御の要となる。
参照:Playing Beginner's / Deck Construction
[attack / block / fast effect / special ability / permanent / power / toughness]
upkeep に必要なコストが upkeep を行う毎に加算されて増えていく。「cumulative upkeep: X」では初めての upkeep 時に X mana を支払い、2回目には X*2、3回目には X*3、となる。
turn | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
cumulative upkeep: 1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
cumulative upkeep: 2 | 2 | 4 | 6 | 8 | 10 |
カードの上下を入れ替えるために、上半分を取り分け、その上に下半分を乗せること。Duel を始める前に自分でシャッフルしたカードを相手の前に置き、相手に cut してもらいゲームを始める。ante のカードはこのときの一番上のカードとなる。
player の life を減らしたり、Creature の toughness を減らすために与える損害のこと。damage は spell により直接与えられるもの、combat により与えられるものがある。Creature に与えられた damage は turn の終了時に回復する。
Creature が attack を行うと player に対して damage が与えられる。しかし、防御側の player が Creature を使って block をすることでそれを防ぐことができる。防御した Creature の toughness から攻撃側 Creature のpower を差し引き、toughness が余れば生き残り、0以下になるとその Creature は destroy されたとして graveyard に送られる。このときの damage を特に combat damage と呼ぶ。
damage の対象 | damage の防御 | damage の回復 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
player | Creature | player | Creature | player | Creature | |
spell | 与える | spell | spell | spell or Clean-up phase | ||
attack | 与える | spell or block | ||||
block | 与えない | 与える | - | 可能 | - |
prevent という damage の軽減措置(spell or special ability)は damage 受け渡しの直後にしか使用できない。
[banding]
デュエリスト・コンボケーション・インターナショナルの略。DCI は Wizards of the Coast が公式に設置したデッキマスター・トーナメントの運営組織。
日本の場合ならば、DCI JAPAN が日本のプロ・アマのトーナメントを主催・協力し、公式記録としてランキングの管理を行う。
Magic を play するための1組のカード。3つの block、15の pocket から構成する方法が一般的である。
参照:Playing Beginner's / Deck Construction
防衛。その Creature は attack できない。
サブタイプ Wall の Creature に付いた能力。
[special ability]
接死。Creature に 1 damage 以上与えると destroy することができる。
[special ability]
破壊。battlefield にある Creature が toughness 以上の damage を受けた場合や、permanent が他の spell によって destroy の対象となり、 graveyard へ送られること。
Creature の場合、graveyard へ置く直前に regenerate を使用することでこれを防ぐことができる。
damage を受けずに toughness が0以下になった場合は、destroy ではないため regenerate できない。
まっすぐに。直接に。直ちに。
カードを捨てること。
[Discard phase]
この phase に行うことは、hand にカードが8枚以上あった場合、7枚になるようにカードを捨てなくてはならない。
ドミニア。Magic の舞台である多次元空間の世界。その次元間を渡り歩く者を Plainswalker と呼ぶ。
ドミニアの歌。
二段攻撃。戦闘を2段階に分け、2回攻撃ができる。1回目は first strike として、2回目は通常の戦闘として damage を割り振る。
カードを1枚 library から引くための phase。
参照:Playing Beginner's
デュエル。Magic のカードを使って、ゲームをすること。また、player のことを Duelist とも呼ぶ。
during upkeep phase: upkeep phase の間。
each ~: 各~毎に、~の数だけ。ex.) each card: カードの枚数分。ex.) each creature: creature のいる分だけ。
効果。permanent のカードが他のカードや player、battlefield に影響を及ぼすこと。常にその effect を全体に与える continuous と他のカードによって初めて効果を発揮する triggered effect がある。
effect には対象(target)を1つ必要とする local effect と、全体に影響を及ぼす global effect とがある。
[spell]
~ either A or B: A か B のどちらかを~する。~ not either A or B: A も B もどちらも~しない。
enchant ~: ~に魔法をかける。enchanted Creature: 魔法をかけられた Creature。
エンチャント。Enchantment と同意語。spell の一種。
エンチャントメント。spell として唱えられると、その種類に応じた対象に影響を及ぼし、battlefield に残る。
Enchantment & Enchant~ を総称する場合と、Enchant~ 以外の Enchantment を指す場合とある。
Enchantment、Enchant Creature、Enchant Dead Creature、Enchant Wall、Enchant Artifact、Enchant Enchantment、Enchant Land、Enchant Permanent、Enchant World の各タイプがある。すべて、permanent である。
種別 | local or global | 標的 | |
---|---|---|---|
Enchantment | global | player、battlefield 等すべて | |
Enchant Aura | Enchant Creature | local | Creature Artifact Creature |
Enchant Dead Creature | graveyard の中の Creature Mirage 以降なくなった | ||
Enchant Wall | Wall (Creature) | ||
Enchant Artifact | Artifact Artifact Creature | ||
Enchant Enchantment | Enchantment Enchant~ | ||
Enchant Land | Land | ||
Enchant Permanent | Creature Artifact Artifact Creature Enchantment Enchant~ Land | ||
Enchant World | global | 全体に影響し、次の Enchant World が場に出るまで存在する |
[global enchatment / local enchatment]
エンチャント・オーラ。全体ではなく permanent や player や graveyard のカード一つを対象とする Enchant の総称。
[Enchantment / local enchatment]
エンチャント・ワールド。このカードは battlefield に1つしか存在できない。battlefield に Enchant World が出ている場合、新しい Enchant World が出されると、先に出ていたカードは graveyard へ送られる。
[Enchantment]
Mirage 以降 Clean up phase に統合された。
6番目のphase。通常、end of turn とはこの phase の最後の時点を指し、この phase の終了まで 各種 fast effect の spell を使用することができる。
除外。exile されたカードは battlefield から外され、ゲームの終了時までゲーム外に置かれる。それは permanent ではなく、graveyard でもない。
[remove]
装備。Mirrodin(ミラディン)で追加されたルール。
equip : X を cost として支払うことで、 Equipment の能力を Creature に与える。この cost を支払えば、装備の対象をいつでも変更できる。ただし、Sorcery として cast する。
装備の対象 Creature または Equipment の controller が変更されても能力はそのまま存在し続ける。
装備された Creature が battlefield からいなくなっても Equipment は battlefield に留まる。
Creature である Equipment には装備できない。また、protection Artifact を持つ Creature に装備できない。
装備品。Artifact の一種。
cost を支払って Creature に効果を与える。
Creature 化するなどして Equipment ではなくなった場合、equip の効果は失われる。
エキスパンション。Magic の拡張カードセット。基本セットとは別にそれを補うためにテーマ別に出されたカードのこと。
独立して使用できるように Land が入った Standerd Expansion もある。
[Arabian Nights / Antiquities / Legends / The Dark / Fallen Empires / Chronicles / Homelands / Alliances / Visions]
フォールン・エンパイア(失われし帝国)。1994年12月15日に発売された、5つめの Expansion。カードの種類は187種、シンボルは王冠。
サルパディア帝国の滅亡を背景に描くシリーズで、同名でイラストの異なるカードが初めて登場した。
Instant、Interrupt、Mana Sourceや play 中のカードの能力(special ability)も含まれる。Upkeep phase から Discard phase の間に使えるカード。そのカードの効果(effect)はすぐに発揮されるが、呼応して複数の fast effect が使用された場合、instant と同様に扱い、最後に使用されたものから順に解決をしていく。その途中で本来の能力を発揮できなくなるカードもあるが、それは counter された場合と同様に無効となる。
また、combat 中にも自由に使用することができる。
[timing]
先制攻撃。attack の damage 判定を2段階に分け、first strike の Creature の攻撃を先に行い、相手の Creature が生きていればその攻撃を受ける。相手も first strike の場合は通常の attack 同様に同時に damage を計算する。
[special ability]
側面攻撃。attack を行う Creature に flanking の能力がある場合、この Creature を block する Creature に -1/-1 の修正を与える。もし、block の Creature に flanking がある場合、その修正を打ち消す力となる。また、flanking を持つ Creature に二重・三重の flanking を与えた場合、その効果は二倍・三倍となる。Mirage よりルール化された。
[special ability]
このカードを Instant として扱う。
[special ability]
飛行。空を飛んで attack する能力。flying を持つ Creature が攻撃した場合、同様に flying の能力を持つ Creature か reach を持つ Creature でないと block を行えない。
[special ability]
城砦化。Fortification が持っている能力で、Land を destroy されないようにすること。
城砦。Future Sight(未来予知)で追加されたカード。
Land を fortify することで destroy されないようにする。
Creature 化するなどして Fortification ではなくなった場合、fortify の効果は失われる。
汎用的なマナ。,,……のようにどの mana を使用しても良いとされる mana のこと。
[color mana / colorless mana]
特定の標的(target)を指定せずに発生する効果(effect)。
global effect の効果は、protection や effect を打ち消す ability によって阻止することができない。
[fast effect / global enchantment / local effect]
全体エンチャント。廃止された用語。
全体に影響を及ぼす Enchantment。Enchantment、Enchant World。
global enchantment の効果は、protection や effect を打ち消す ability によって阻止することができない。
[global effct / local enchantment]
attack および block で負けたカード、Spell によって destroy または bury されたカードを山積みする場所。
[regenerate]
手札。手持ちのカードのこと。敵に中身を見えないようにし、枚数が見えるような位置で手に持つ。
[graveyard / library / play / special ability]
速攻。召喚酔いをしない。Creature を出した turn に attackk や tap を行うことができる。
呪禁。敵の spell や effect の対象とならない。
[shroud / special ability]
ホームランド。7つ目のExpansionで、1995年10月に発売された。カードの種類は140種、シンボルは大陸儀である。これらカードの一部は 5th Edition に継承される。
偉大な Wizard の死により明かされた、新たなる未知の世界として描かれる。"Anaba Shaman"、"Baron Sengir"、"Autumn Willow"等のカードがある。
アイス・エイジ(氷河期)。1995年6月に383種のカードが発売された。シンボルは雪の結晶。
氷河期の世界をモチーフにした Standerd Expansion で、単独プレイを前提に作成された。Land に Snow-covered タイプがあり、cumulative upkeep のルールが追加された。
感染。infect を持った Creature は damage を与える代わりに「-1/-1 counter」を damage の数だけ与える。player に damage を与える場合は、damage の代わりに poison counter を damage の数与える。
破壊できない/不滅の~。
indestructible permanent は damage を受けたり、destroy されない。しかし、sacrifice や exile の対象になる。
威嚇。2010で追加されたルール。
Artifact や同色の Creature 以外では block されない。
[special ability]
速効魔法。敵player の turn でも使用できる spell。
[fast effect]
感染。 Scars of Mirrodin(ミラディンの傷跡)で追加されたルール。
block した Creature に damage を与える代わりに、それに等しい数の -1/-1 counter を与える。player に damage を与える場合は、damage を与える代わりに、それに等しい数の poison counter を与える。
[special ability]
伝染病、悪影響。
instead of ~: ~の代わりに
Instantに統一。
割込魔法。総ての spell に対して優先的に効果を発揮する。敵player の Interrupt に対しても優先した魔法で対処することができる。
[fast effect]
土地のカードで、tap することで mana を産み出す。
5種類の Basic Land はそれぞれ5色の color mana を産む。それ以外にも Non-basic Land がある。
Land は自己の turn の Main phase に1枚だけ battlefield に出すことができる。
[tap / untap]
生息条件。5thで導入されたが、それ以後は廃止されている。
landhome には Mountainhome、Islandhome、Foresthome、Plainshome、Swamphome がある。
その Creature が attack をするためには、敵player が landhome で指定する Basic Land を battlefield に出している必要がある。また、この能力を持つ Creature の controller がその指定の Basic Land を1枚も支配していない状態になったとき、その Creature は bury される。
[special ability]
土地渡り。Creature が attack する時のみ発揮される能力。
landwalk には Mountainwalk、Islandwalk、Forestwalk、Plainswalk、Swampwalk の5種類があり、敵が同種の Land を battlefield に出している場合に、block されずに攻撃できる。
例え、敵の Creature に同じ landwalk が備わっていようとも、これを block することはできない。
IA では Snow-covered landwalk が5種類あり、上記5種類とは別に機能する。
your creature | opponent land |
---|---|
mountainwalk | Mountain |
islandwalk | Island |
forestwalk | Forest |
plainswalk | Plains |
swampwalk | Swamp |
snow-covered mountainwalk | Snow-covered Mountain |
snow-covered islandwalk | Snow-covered Island |
snow-covered forestwalk | Snow-covered Forest |
snow-covered plainswalk | Snow-covered Plains |
snow-covered swampwalk | Snow-covered Swamp |
レジェンド。Creature のタイプの1つで、特別なルールに規制される。Legend は伝説の人物・生き物を召喚できる強力なカードだ。そのため、同名の Legend を battlefield に2枚以上出すことができない。もし、2枚目の 同Legend を召喚した場合、後から召喚された方がすぐさま bury される。
伝説の~。Land や Artifact に Legend と同じ規制が加わったもの。Legendary のカードは battlefield に2枚以上出すことができないため、先に同名のカードがある場合、後から出されたカードはすぐさま bury される。
レジェンズ。3つ目の Expansion として、1994年6月10日に310種(3,500万枚)のカードが発売された。シンボルはドーリア式円柱。
金色の border である multi color カードが初めて採用され、Legend のカードが登場する。
よくシャッフルしたカードを最初に山積みして battlefield の端に置く。それが library です。Draw phase に library からカードを引いて hand に入れる。
Wizard(player) の生命値。Duel の始めに 20 あるが、0になると負け。すなわち、Wizard の死である。
attack の始まる前と終了時、phase の終わり毎にチェックし、0になっていると負け。一旦、0となっても phase の最後までに回復すれば良い。また、0を下回ることはないので、Life が1の時に 2 damage を受け、3 Life 回復すると、Life は3となる。
[counter]
絆魂。damage を与えた分だけ player は Life を回復する。
[special ability]
個別に対象となる player や permanent を指定して影響を及ぼす効果(effect)。
[fast effect / global effect / local enchantment]
個別エンチャント。廃止された用語。
個別の permanent に付けられる Enchant のこと。Enchant Creature、Enchant Dead Creature、Enchant Artifact、Enchant Enchantment、Enchant Land、Enchant Permanent を指す。
現在では Enchant Aura もしくは単に Aura と呼ぶ。
[global enchantment / local effect]
忠誠度。Plainswalker は loyalty ability を発揮する際に loyalty を増減させる。loyalty counter を置いて表示する。
忠誠度能力。Plainswalker の ability。
[loyalty]
マジック。Magic: The Gathering の略称。「Magic しよう」と使う。
Magic の試合のことを Duel と呼ぶ。
マジック・ザ・ギャザリング。略称は Magic。略表紀は「MTG」「M:tG」。
次の行為はこの phase でのみ実行される。Land を1枚出す。 Creature を出す。Sorceryを唱える。
一旦 Combat phase に移行するが、その後2度目の Main phase になる。
維持する。
マナ。Land や fast effect 等を使用して mana を発生させ、それを mana pool に蓄える。5色()の color mana と無色()の colorless mana がある。それら mana を消費することで spell を唱えることができるのだが、mana を残してしまうと end phase にその数だけ player が damage を受けることになる。
cost として必要な mana には 特定の色の mana と不特定の色が使用できる mana とがある。その後者を generic mana と呼ぶ。
[casting cost / activation cost / mana symbol]
現在のルールにはない。
マナ・バーン。各phase の終了時、または、combat の開始時、終了時に mana pool に未使用の mana が残っていた場合に発生する。
mana pool に mana が残ってしまった player はその mana 1つにつき 1 damage を受けなくてはならない。これを prevent することはできない。
マナ・プール。Land や Mana Source から発生した mana は、一旦 mana pool に蓄えられ、ほぼ同時に使用される。
mana pool は概念として存在するためテーブルの上に場所を設ける必要はない。通常、spell や effect を使用するときに必要な分だけの mana を集めるときにこの概念を用いている。
各phase の終了時、または、combat の開始時、終了時に使用されない mana が残った場合、mana burn が発生し、player は 1 mana につき、1 damage を受ける。
Instantに統一。
マナ・ソース。マナの根元。最も timing の早いカードであり、何者も割り込むことはできない。
Mirage 以降、"Dark Ritual"(元は Interrupt)のように Mana を生み出すカードを分類するために新しくできた spell の一種。
Interrupt よりも早いため Mana の供給が他の Interrupt によって妨害されることがなくなった。
Dark RitualAdd to your mana pool. |
mana を示す記号。(red mana)、(blue mana)、(green mana)、(white mana)、(black mana)の5種類。また、generic mana を示すものには数字または不特定数を示すXが表記されたものが使用される。(mana を必要としない)、、(不特定数)。
~してもよい。
ミラージュ(MI)。1996年10月発売の Standerd Expansion。
熱帯地方の世界ジャムーラを舞台にしており、phasing や flanking 等ルールの追加や改正が同時に行われた。Expansion として Visions が 1997年に発売。
マリガン。原則として、no land mulligan と all land mulligan がある。デュエルを開始する初めに、それぞれの player は hand に7枚のカードを引くが、その中に Land が1枚もない場合と全てが Land であった場合にこの mulligan を宣言することができる。その後、library をシャッフルし直し、もう一度 hand を取ることができる。この時、宣言をしていない者も同時に一度だけやり直すことができる。
しかし、Alliances 以降の Land には Basic Land が battlefield にある場合にだけ出すことのできるものがある。すると、mulligan できない上にカードも出せないことになる。それを回避するため、no land、all land 以外の場合でも mulligan ができるように 5th 以降ルールが改正された。その場合、hand は6枚までしか取ることができない。
通常、カードは1種の色に属しているが、2色以上の属性を持つカードがある。multi color カードは金色のカードで、casting cost に2色以上の color mana を必要とする。
neither A or B: A でもなければ B でもない。
Basic Land 以外の Land。
カードテキストに使用される数字に関する言葉を以下にまとめる。「N」はテキストの数字。
表記 | 意味 | Card Name | 実例 |
---|---|---|---|
each N damage | N damage 毎に | ||
each card | card の枚数分 | The Rack | |
additional N | N を追加 | Brainwash | additional : を余分に |
less than N | N 以下 | ||
down to N | N 以下 | Cursed Rack | discard down to four: 4枚以下になるようにカードを捨てる |
more than N | N 以上 | Spirit Link | N=toughness: toughness 以上の |
greater than N | N を越える | Meekstone | power gerater than 2: power が2を越える(3以上の) |
fewer than N | N に満たない分 | The Rack | N=3: hand が2枚の場合、1枚足らない |
excess of N | N を越える分だけ | Ivory Tower | N=4: hand が6枚の場合、2枚多い |
敵。opponent's hand は敵の手札、opponent's territory は敵がカードを出す場である。
[player / you]
カードの持ち主。Duel 中にカードの支配権が移動することがあるが、本来の持ち主を指して owner と呼ぶ。Duel 終了後、ante 以外の総てのカードは owner の元へ帰っていく。
controller との意味の違いをしっかりと把握しておくこと。
永続する。battlefield に残って、その能力を発揮するカード。
Land、Creature、Enchantment、Artifact がある。destory、bury、sacrifice によって graveyard に送られる。continuous なカードとそうでないものとがある。
[Enchantment / fast effect / local effect]
1つの turn は7つの phase から成り立っている。順番に Untap・Upkeep・Draw・Main・Discard・End・Heal Creature phase がある。
参照:Playing for Beginners
フェイズ・アウト。battlefield から一時的に remove されること。
phase out するカードは local enchantment を付けたまま、battlefield 外に一時的に待避する。このとき、remove と同様の triggered effect となる。
phase out したカードはゲーム中に存在しないものとして扱われるため、その effect も効果を失う。
次に自分の turn を迎えたときに phase in することで、何事もかなったかのように元の状態に戻る。
phase out した Legend も battlefield に存在しない扱いとなり、2枚目を出すことができる。もちろん、phase in したときに、同名の Legend が存在していれば、phase in した方のカードが bury されることになる。
[phasing]
フェイズ・イン。phase out していたカードが元の状態を保ち、battlefield に戻ってくること。そのカードの controller の turn が始まる直前に自動的に phase in する。
[phasing]
フェイジング。phasing を持った(与えられた)カードはその controller の turn に入る直前に phase out し、また、次の同controller の turn 直前に phase in する。すなわち、4 turn に1度だけ battlefield に存在することになる。
phase out とは、Creature が一時的にそのままの状態で battlefield から外されることである。マークをするなど、相手に分かるようにしておけば良い。そして、phase in によって再び同じ状態で battlefield に戻ってくる。
phase out する時、Creature に Enchant Creature や Enchant Dead Creature がかけられていた場合、それらが付属したままで phase in して来る。また、tap された状態の場合もturn の始めにそのまま戻ってくるが、次に Untap Phase があるため untap は可能だ。もちろん、Untap Phase が無い場合は、当然に untap できない。
[remove / special ability]
battlefield にカードを出すこと。
in play: battlefield に Card があること。into play: battlefield に Card を出すこと。
Duel に参加している自己や敵。1対1が基本だが、3対3などの Duel もある。
[controller / opponent / Plainswalker/ you / Wizard]
プレインズウォーカー。Dominia の世界を旅する者。神のごとき魔法を使う者達 (Wizard) である。player のこと。
player を補佐するカードとして追加され、Duel においては player とは別の存在として battlefield に召喚される。
専用の loyalty ability を持っている。
[loyalty]
Deck を構築するときの基本最小単位。1 pocket は4枚のカードで構成する。同種のカードは4枚までしか Deck に入れられないため、逆に最高4枚づつカードが入れられることを念頭に最大限効率よく Deck を構築するための単位である。ただし、制限カードや禁止カードのように1枚のみまたは使用できないカードがあることも知っておく必要がある。
参照:Deck Construction
[block]
毒。毒のダメージを1つ受けるごとに poison counter を1つ置いていく。counter が10個以上になるとその player はその時点で負けとなる。
Creature の攻撃力。敵player に与える damage を表す。0になっても攻撃・防御に参加することは可能である。
[attack / block / toughness]
妨げる。与えられた damage を軽減すること。prevent X damage とすると、受ける damage は X を引いた分になる。もちろん、マイナスの damage というのはないので、prevent X が大きい場合は 0 damage になる。その場合、damage を与えられなかったということで「deal each 1 damage」のように damage の発生により起動する能力は発揮されない。
activation costを倍増させて起動できる能力を打ち消すためには、それに応じて prevent する回数を倍増させる必要がある。
Player A が「: deal 1 damage」(Pestilance)を使用した場合の対処法を表にまとめる。結果はどれも no damage である。
player A | player B | ||
---|---|---|---|
dealt damage | Card Text | prevent damage | |
基本 | を1つ払う毎に 1 damage | : prevent X damage | X damage を1つづつ prevent |
例1 | を4回支払う | : prevent 1 damage (1 damage を防ぐ) | を4回支払う |
例2 | を4回支払う | : prevent all damage (全damage を防ぐ) | を4回支払う |
activation cost の使用回数と prevent 使用回数が同じになる damage の総数を1回で prevent できないことに注意すること |
previous ~:先の~
耐性。protection ~:~からの耐性。Creature に与えられる攻撃や魔法の効果の影響を防ぐ能力。
続く指定語を受けて耐性の種類が決まる。color や Creature や Artifact を対象(target)とする。
「protection red」の場合、red spell や local effect の対象にすることができない。既に対象の Enchant が掛かっている場合は取り外される。
combat においては、attack しても対象には block されない。block 時には damage を受けない。
ただし、global enchantment の様に対象を指定しないカードには protection の効果がない。
[special ability]
激怒。rampage を持つ Creature が 2体以上の Creature に block されたとき、power と toughness が増強される。
2体目以降の Creature の数だけ、+X/+X と言うことなので、3体いれば1を引き、2個の +X/+X を attack した Creature が受け取ることになる。
計算式:([ブロックした Creature の数]-1)*([rampage: X])=修正値
block Creature の数 | 1 | 2 | 3 | 4 | … |
---|---|---|---|---|---|
rampage:1 | non | +1/+1 | +2/+2 | +3/+3 | … |
rampage:2 | +2/+2 | +4/+4 | +6/+6 | ||
rampage:3 | +3/+3 | +6/+6 | +9/+9 |
到達。flying を持つ Creature を block できる。
[special ability]
再生能力。カードが destroy される瞬間に発揮することができる。成功すると、tap した状態で battlefield に戻す。
fast effect として regenerate が使われる場合は1回限りの効果だが、ability の場合は cost が払えると何度でも使える。
damage を受けずに toughness が0以下になった場合は、destroy ではないため regenerate できない。
[special ability]
追放。remove されたカードは graveyard にも行けず、完全に使用不可能なものとしてその Duel での使用ができなくなる。また、graveyard から remove される場合もある。
[exile]
リヴァイズド。1994年4月発売。[306種/白枠]
初期ルールの改定を行った第3版。Unlimited から34種がなくなり、AN と AQ から40種のカードが追加された。
[Standerd Expansion]
犠牲/生け贄にする。自己の control する Creature を生け贄として bury すること。
casting cost もしくは activation cost として sacrifice しなければならない場合、当然ながら Creature のカードが場に存在しなければ cost とならない。すなわちそれを cost とする spell も effect も使用できない。
もし、effect の結果として sacrifice しなさいと指示のある場合、対象が存在しなければ sacrifice を実行しなくてよい。
Creature にその sacrifice を activation cost とする special ability が備わっている場合、そのカードを sacrifice することでそのカードに書かれた effect を発動することはできない。そのカードを sacrifice をした時点で、それを cost として effect を発揮するカードが存在しなくなるからである。
シャドー(影の存在)。Tempest から追加されたルール。
shadow の能力を持つ Creature は attack と block の時にその効果を発揮する。その Creature が attack したとき、block できるのは shadow の能力を持つ Creature のみとなる。また、shadow の能力を持つ Creature が block を行う場合、shadow の能力を持つ Creature しか block できない。
block Creature | |||
normal | shadow | ||
attack Creature | normal | 可 | 不可 |
---|---|---|---|
shadow | 不可 | 可 |
shadow の能力を持たない Creature と持つ Creature がそれぞれ、attack と block を行う場合の対応表。「可」とは block 可能という意味で、「不可」とは block することができないことを示している。
[special ability]
被覆。spell や effect の対象とならない。
[hexproof / special ability]
Deck の 60枚とは別に予備カードとして準備する15枚のカード。Duel の開始までに同枚数のカードを Deck と Side Board の間で入れ換えることができる。
Basic Land の5種類に Ice Age より追加されたそれぞれの雪で覆われたバージョン。通常は Non Snow-covered と同様に扱うが、landwalk の能力は Snow-covered landwalk として通常の landwalk と区別する。
雪で覆われた Land を渡る能力。5種類の Snow-covered Land についてあり、Snow-covered Mountainwalk の場合、敵の battlefield に Snow-covered Mountain またはそれに相当するものがある限り attack Creature は block されずに敵player に damage を与えることができる能力。
[landwalk]
自己の turn の Main phase でのみ使用できる fast effect ではない spell。
特殊能力。Creature のカードのテキストに書かれたそのカード独自の能力。通常は activation cost を必要とせず、常にその能力が機能している。
例えば、flying のように combat でその能力を評価するものもあるが、常に flying であるため、対象を flying を持つ Creature とする spell や effect の標的となる。
[banding / buyback / cumulative upkeep / defender / deathtouch / double strike / first strike / flanking / flash / flying / haste / hexproof / infect / intimidate / landhome / landwalk / lifelink / phasing / protection / rampage / reach / regenerate / shadow / shroud / trample / vigilance]
魔法/呪文。Land と Mana Source 以外の Card。
spell を唱えて、battlefield に出たカードから effect が発生するのである。そのため、即座に効果を及ぼす spell を fast effect、battlefield に留まるものを permanent と呼ぶ。
参照:Deck Construction
[enchant]
スタンダード・エキスパンション。基本カード(4th Edition)の追加カードとして出されているが、基本カードとしても独立して使用できるカードセットのこと。そのため、独立エキスパンションとも呼ばれる。
[Ice Age / Mirage / Tempset]
召喚魔法。Creature を召喚するための spell。
同じ summon type のカードに影響を与える場合、例えば Goblin であれば、"Summon Goblin" と "Summon Goblins" に影響を与えます。また、Creature の名称が「Goblin King」であっても、「Summon Lord」であればこの影響は受けません。
召喚酔い。spell によって召喚されたばかりの Creature は、その turn は attack や tap を必要とする 能力(special ability)を使用することができない。その状態を指して summonning sickness という。
次の相手の turn には block に参加することは可能だ。その次の自分の turn が始まると summonning sickness が解除される。また、token creature も当然このルールに従う。
原則、Creature はその turn の始めから player が control していたものだけが使用できる。 control を奪ったばかりの Creature は次の turn まで summonning sickness と同様の制限を受ける。
「Mishra's Factory」…Land のカードであるが、mana (activation cost) により Artifact Creature となる。しかし、battlefield に出された turn は summonning sickness の制限を受けるため攻撃することができない。
タップ。カードを 45゜または 90゜に倒すことで、permanent なカードの能力を発揮させる。tap したカードは自己の Untap phase にもとの状態に戻さなければならない。また、tapの必要ないカードや tap・untapを強制的にさせたり、させないようにしたりすることもできる。
[untap]
目標、標的。
テンペスト(TE)。3つ目の Standard Expansion Set。buyback、shadow の新ルールが追加された。
領域。play のためにカードを出すスペース。
現在は battlefield と呼ぶ。
though ~: ~だけれども。as though ~: まるで~のように。
耐久力。これが0以下になるとその Creature は destroy される。
[Local] enchant等によって0以下となった場合、攻撃(attack)および防御(block)をすることができない。
[attack / block / power]
A rather than B: B よりもむしろ A の方を。
[number]
タイミング。Magic を play する上で最も問題になるのが timing である。特に Instant や Interrupt の違いは分かり難い。
単純にスピードを考えると Mana Source が最も早く Interrupt、Instant、Sorcery その他の順になる。これにより Mana Source が Interrupt によって打ち消されることがない。Instant に対応して Instant、Interrupt、Mana source を使用することができる。そして、Interrupt に対しては Interrupt または Mana Source が使用できる。もちろん、Sorcery に対してはすべての fast effect で対応することができる。そして、連鎖の応酬が終わった時点で、最後に出されたカードから解決して行く。
その他、カード中の timing をとるための単語を集約し、詳細はリンク先にある。
word | 訳 | 使用例 | |
during ~ | ~の間 | during upkeep phase | |
stil ~ | ~まで | stil end of turn | |
into play | battlefield に出したとき | ||
leave play | カードが battlefield からとりのぞかれるとき | ||
become ~ | ~したとき | become tap | tap したときに |
トークン。カード以外の Creature で counter を battlefield に置いてを表す。Creature と同等に扱うため token Creature とも呼ぶ。
取扱上の注意: | Type : | Token Creature |
casting cost : | として扱う | |
graveyard : | graveyard へ行った直後に消滅する |
変身する。イニストラードから導入された両面印刷カードを条件に従って裏返すこと。
蹂躙。trample を持った Creature が block された場合、block Creature に toughness を超える damage を与えたとき、その超過分を敵player に damage として与える。
player に与える damage を trample damage と言う。
[special ability]
trample によって発生する player に与えられる damage のこと。attack Creature の power と block Creature の toughness の差、もしくは修正後の差。
[block]
他の要因が原因で半強制的に起こる効果。すなわち効果(effect)の引き金(trigger)となる出来事を示す。
あるカードには「Aという出来事が発生した場合、Bを行う」という記述がある。AがBの triggered effect ということになる。
例えば、"Whenever a land comes into play" (Ankh of Mishra) は、「land が battlefield に出たときはいつでも」その後の効果が発生するということ。
このように、Ankh of Mishra はそれを出した状態ではその効果を発生しないでいる。それが、一定の条件の発生を待ってこのカードの効果が発生する。
Duel は自己と敵とがそれぞれ turn を繰り返すことで進行する。1 turn は6つの phase からなる。
A unless B: B をしなければ A をする。
not A unless B: B をしなければ、A をしない。
tap したカードを元の状態に戻すこと。spell等 によって untap できない場合や、強制的に untap される場合はそれに従う。
この phase は、前回の自己の turn に tap したカードを untap しなければならない。ただし、それを spell等に阻害されることもある。
参照:Playing Beginner's]
until end of turn: turn の終わりまで。例えそのカードがなくなっても効果は turn の終わりまで続いている。
カードの存在または能力を維持するために mana を使用すること。
[cumulative upkeep]
この phase には、 battlefield に upkeep が必要なカードがある場合にそれを行わなければならない。upkeep できなかったカードは、そのカードに書かれた処置を行う。
参照:Playing for Beginners
Duel 開始前に、全体に影響を与えることの出来る特別ルールカード。サイズは 9*13cm と大きく、8種類が発売された。
警戒。attack の時、tap しない。そのため常に block が可能。
[special ability]
ヴィジョンズ。1997年2月3日発売。[167種/黒枠]
Mirage の Expansion として発売されたシリーズ。シンボルはアルファベットのV。
攻撃に参加できない Creature で、防御を専門に行う。ただし、Animate Wall のように Wall に攻撃をさせる spell もある。
Wall はサブタイプであるり、ルールを規定する用語ではないが、defender がルールとして記述されている。
魔法使い。player は spell を駆使して闘う Wizard である。
[Plainswalker]
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社。WotC と略す。Magic を始めとするトレーディングカードゲームのメーカー。
you または your はカードの持ち主 (controller)を指す。
[opponent / owner]