フランス

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June 15, 1998 to Japan [雨]

トゥールーズから戻ってきて、モンパルナスの駅に降りたのが0時だった。それからなかなかバスが来なくて、ようやくバスに乗り込みホテルに着いたときには1時を過ぎていた。
起床は5時15分。とにかく寝なくては。バタッと倒れ込んで、直ぐにモーニングコールで起こされた。
外は小雨だった。バスに乗り込んで出発を待つ間にも雨足は少しずつ増していた。
さて、この左の写真は高速道路で隣を走っていたバスなのだが、そこに描かれていたのはフランスのキャプテン、ジダンだった。これがフランス最後の光景か・・・。

オルリー空港の西側へ到着したころにはかなり激しく雨が降っていた。
空港内で朝食を取ったのだが、このときのクロワッサンはさすがに美味かった。これを毎朝出して欲しかったなぁ。
それから、待ち時間があったので、少し本を買って、飛行機へと乗り込んだ。
ルフトハンザでまたドイツのフランクフルトへと向かう。そこから乗り換え後、日本への11時間20分の空の旅が始まるのだった。

フランクフルトで楽器らしきケースを持ったおばさんの軍団がいたので、その中身を聞いてみるとマンドリンだという。京都・大阪の人たちだった。ドイツで4年に一度開かれるプロ・アマチュア混同の演奏会に参加したと言うことだ。
彼らも直行便がなく、フランクフルトから一度スイスのチューリッヒに出て再びバスでドイツに入ったそうだ。どうも、我々も彼らもミュンヘン空港が予定から外されたようだ。まあ、我々はその方が楽だったのだが。  それにしても、JTBの応対の悪さを相当怒っていた。予定がうまく行かなかったときの対応は担当者によっても差があるだろう。

さて、飛行機の中で映画を3本やったが、ヘッドホンで音を聞くのだが、どうしても右の音が出てこない。プラグを逆さにつなぐと左の音が消えてしまう。そこで、座席を代えて欲しいと頼んで、なんとビジネスクラスの席でゆったりとくつろぐことが出来た。
最後に見たリチャード・ギア主演の「Red Corner」は非常に良い映画だった。中国で無実の罪で拘束されたサラリーマンの役である。それを中国人の女弁護士が、国家権力の陰と戦いながら彼の無実と真犯人へとたどり着くのである。評決のシーンでは思わずガッツポーズをしたいくらいの感激があった。
ビジネスクラスでは当然エコノミーより座席が1つ少なくゆったりしているのだが、おしぼりのサービスもあった。全日空なら国内線でもおしぼりサービスはあったぞ。これ結構嬉しいんだよな。

さて、フランスを早朝に出発したが、日本へ到着するのも翌朝なのだ。8時間の時差と12時間の飛行時間で、乗ったときと降りたときで20時間の差が出来てしまうのだった。


Next Day

Written by Shurey