Index / 1998.6.10 / 6.11 / 6.12 / 6.13 / 6.14 / 6.15 / 6.16
フランスから戻ったのは日本ではこの日の朝8時であった。昨日はほとんど飛行機の中で終わったことになる。時差が7時間だから戻ってきた瞬間に7時間の時間が進むのである。移動で20時間ほどを費やしたから本当に一日が消えた。
8時48分のはるかに乗り込み、早々に家へと戻るのであった。
この左の写真は浴衣の女性にもらったお手製のお札シール。記念にもらった。
他にもスタジアムに入った人からはパンフレットや応援の旗をもらった。これが唯一の思いでの品となる。
まあ、それ以上に体で感じてきたことが多くある。それでいいのだ。
家に戻ったのは11時頃、それからおみやげを持って会社へ行った。銀行などを回って、喫茶店で休憩していたら、徐々に疲労が襲ってきた。
結局、16時頃家に戻って夜まで寝た。20時頃に日本旅行から電話が入り目を覚ます。
今後の方策をまだ決定できていないことを聞いた。ともかく、予定の返還額をひとまず返してもらうことを約束するだけに留まる。
ただ、ダフ屋からチケットを買った人たちはその返還額がその分で消えてしまう。彼らにとっては充実感はあっても、不満は残る。旅行会社が汗水垂らしてやることを彼らは自分たちでやったのだから。その辺の真摯な対応をお願いして電話を切った。
それから、再び翌朝までグッスリと眠った。
その後、大騒動したチケット問題はうやむやに終わった。外務大臣の対応も総理大臣の対応も真剣味のあるものではなかった。
旅行業者も訴えはしたのかどうか知らないが、フランスへ業者の協会から色々やってはいるようだ。
こんなことでは、2002年のワールドカップはやらないほうが良いように思う。諸外国から来る人々に無茶苦茶にされていくのではないだろうか。
ちゃんと、今後のことを見据えた解決策はなかった。不安と疑心だけが残ったようだ。